京都にほんごRings 10周年記念研修

”学びあい"わいわいセッション 報告

目 的 参加各教室が抱える諸課題をRINGS全体で考え、解決していく場を設ける。主にRINGS会員対象であるが、未加入の府内の教室にも参加できる事業。RINGSの設立の初心に戻って、支援者の交流、思いの共有を行いたい(RINGSメンバーや府内未加入の方々が気軽に話し合える場を作り、お互いを知る機会とする)。
 日  時  平成25年2月3日10:15~12:30
参  加 47人(定員50人)
場  所 京都府国際センター
主  催 京都にほんごRings
共  催 京都府国際センター

スケジュール

9:30 研修委員集合(会場準備)
 10:15

Rings渡部代表挨拶

京都府国際センター今井事務局長挨拶

研修説明 浜田(個人会員) 

10:30

研修開始

宇治国際交流クラブ、たちばな倶楽部、夢気球、京都YWCA洛楽の4教室

11:10

各教室の屋台に分散、説明、質疑応答

 10分単位で交代 時間を区切ったのは万遍なく教室を回っていただく

  屋台A(会議室A)YWCA洛楽

  屋台B(会議室A)宇治国際交流クラブ

  屋台C(ロビー)たちばな倶楽部

  屋台D(会議室D)JIEA夢気球

12:00

終了全体総括 4教室から報告

12:25

閉会挨拶 花岡事務局長

12:30

終了

終了後茶話会を行う。20人前後の方が残りお話しを続けた

渡部Rings代表 挨拶

 

去年(2012年)、Rings代表を引き継いだ。

去年でRINGSができて10年を迎えたので、記念に何かをしようということになった。

 

その一つが今日の研修会。2012年6月に研修チーム発足、8ヶ月で準備して本日を迎えた。

今日は、4つの団体に発表していただく。

本日、屋台を出すグループの準備は大変だったが、みんなで力を出し合った。

 

今日は節分、明日は立春を迎える、今日の研修を終えて、我々も新しい日になるでしょう。

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京都国際センター今井事務局長 挨拶

 

センターも平成23年で15周年を迎えた。

10年目のころから府下各地で事業を実行しているが、どこにどういう団体がいて、

どういう思いでどんな事業をされているのか知っていないと事業が成立しない。

日本語教室というネットワークを構築しておられるRINGSの活動が、私どもの支えになっている。

協力関係を形にするため、3年前にRingsの本拠地をこのセンターに置いて、

助成金の申請等にここを使ってもらうことになった。

「多文化共生」を目標に掲げているが、これは日本人の間にも必要。

 

今日のこの場で、Ringsの多文化共生がうまくいくといいと思う。ますますのRingsの発展を願っている。

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浜田(個人会員)

研修の「本日の進め方」説明

 

今日は、「屋台村形式」で進める。

まず全体アピールを行ってもらう。

その後、各グールプがブース(屋台)を設けたので、そこで屋台セッションをする。

参加者がそれぞれの屋台に自由に出かけて行って、質問やディスカッションをして相互に学んでほしい。

時間配分に気を付けながら、積極的にいろんな質問をしていただきたい。

 

アンケートへの協力もお願いしたい。

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2.全体アピール

屋台を出すグループが自分たちの活動についてアピール(各グループ10分)

YWCA“洛楽”(宮武)

 

YWCAはキリスト教を基盤にした団体で、洛楽は当団体の活動の一つ(外国人支援活動)。

留学生の配偶者は日本語を学ぶ機会が少ないことを知り、日本語学習支援のために、1995年「にほんご教室洛楽」をスタートさせた。

現在13クラス。基本的にグループレッスン。

入門が2、初級が4、中級が3、上級が2、その他が2クラスとなっている。

月曜日から土曜日までクラスがある。

現在の学習者は学習者34人。多くの国から来ているが、半数が韓国から。

女性が8割で、男性が2割。

日本人の配偶者、研究者・留学生の配偶者が多い。数か月~数年受講している。ボランティアは、17人が登録(代表者3名、ボランティアメンバー14名)している。

事務局職員は1名。

女性は会員として、男性は会友として登録してもらっている。

登録するための資格は、日本語教師養成講座の修了者、日本語教育能力検定合格者又は大学で日本語教育を専攻した人。

毎月1回ミーティングを行い、各クラスの状況報告や、指導方法・テキスト・学習希望者の受け入れについて話している。

その他の事は、メーリングリストでやり取りしている。

保育付クラス:2009年(財)京都市国際交流協会から助成金を受けて発足。

2010年からは助成金を受けることが出来ず運営費で賄っている。

1回300円の保育費をもらっているが、保育者の人件費が3,000円かかるので赤字。

現在京都YWCAの活動の一環なっているので、

事務局が受講者の募集やレベルチェックをしてくれるから、運営、事務作業、教室確保も楽である。

保育希望の受講生が増加しているので、保育者養成と保育助成金の獲得が課題。

 

また、入門クラス受講生の定着が難しい。

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宇治国際交流クラブ日本語教室 (高橋)

 

1995年に活動を開始した。毎週金曜日に、宇治公民館で活動している。

金曜日のスケジュールは、

9:25~10:30  始めのミーティング(スタッフのみ)

10:30~12:00  日本語教室

12:00~12:30  終わりのミーティング(スタッフのみ)

会費は、毎月500円。教材の購入や、教室の運営に使っている。

現在、学習者は51名(プライベートレッスンの学習者も含む)。

学習者の国籍は15カ国。スタッフは18名。

1つの部屋で、スタッフ1名につき学習者1~3名を教えている。

年に2回、新年会やお茶屋さん見学などのイベントを行っている。

スタッフは、会計、イベントの記録、学習者名簿作成など、それぞれ役割を持って活動している。

ミーティングの内容は、宇治市のネット「お茶っ人」上にアップされ情報は他団体にも届く。

イベント情報が早く分かり、こちらの広報になる。

留学生が多いため、適したテキスト『新文化初級Ⅰ、Ⅱ』を使用。

学習者のニーズがあれば、他の教科書を使用することもある。

公民館で使用は無料だが、テキストやコピー機の保管場所がないので、

スタッフはテキストを自宅で保管し車で運ぶ役、コピー機を運ぶ役も決めている。

スタッフは、全員何らかの役割を担っている。

 

保育をするスタッフがいないので、保育希望の学習者には、プライベートレッスンが可能ならばそれで対処している。


たちばな倶楽部 (竹内、木村、西尾)

 

山科青少年活動センターで、週二回(火曜夜と金曜夜)の、午後6時半から9時まで活動している。

8時半から9時は、ボランティアのミーティングの時間。

対象学習者は、京都市内在住の、日本語を母語としない人。

料金は、10回で2,000円(1回200円)。

今年で10年を過ぎた。

現在、学習者7人(社会人、学生、橘大学の留学生)、ボランティア9人(橘大学の学生)。

学習者のニーズを聞いて、事前に準備できるようになった。

また、ミーティングで、学習者の勉強状況をシートにまとめて書くようにしたので、

担当者が欠席しても混乱なく教えられるようになった。

ボランティアや学習者の募集・連絡・活動紹介などは、

FacebookやBlogで知らせており、学習者も読んで安心して参加している。

火曜日は、学習者やボランティアが集まらないという課題がある。

文法学習を担当する人が減っている。

学習者へのメール返信が遅れているという問題もある。

学習者の名簿がないので、名簿作成も課題。

メールでの連絡、情報交換を2回生を中心にしっかりして、名簿作りもしたい。

 

4回生の代表が退いた後、2回生が引き継いでいる。

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城陽市国際交流協会「夢気球」(杉島)

 

城陽市国際交流協会(JIEA)の、日本語教室運営事業のひとつ。

夢気球はJIEAと協議しながら活動を行う。

「夢気球」のメンバーは50人(うち、ボランティア登録39人)。

役員は8名。メンバーには誰でもなれる。

ボランティア登録するには、条件がある。

①従来から日本語支援をしている人、

②日本語支援ボランティア養成講座(延べ30時間)を終了した人、

③JIEAのスタッフ

日本語教室は月曜日から日曜日まで毎日開講。

学習者は、今年1月には33名。

場所は「城陽市国際交流協会」と「ぱれっとJOYO」。

無償で自由に使用している。

「夢気球だより」の発行(2012年度から発行を始めた。2か月に1回程度)。

 

毎月、支援者交流会「おしゃべりの集い」の開催を始めた。

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3.屋台での質疑応答

(1)京都YWCA 「洛楽」 (報告:宮武)

 レベルチェックはどんな方法でしていますか。シートでのチェックの結果と実際の日本語力とは合致しますか。
 チェック用のシートを作成しています。実際にクラスで学習してみて、レベルが合わないときには別のクラスに変わってもらうこともあります。
 テキストは決まっていますか。
 入門クラスだけは決まっています。それ以外のクラスでは、ボランティアがクラスの状況やニーズを考慮しながら適宜決めます。
 受講料はどのくらいで、どのように使っていますか。
  1か月2,500円です。YWCAに支払うランニングコスト(YWCAで活動する各委員会や活動グループが負担する)、ボランティアの交通費(上限あり)、ボランティアのテキスト代などに使っています。事情があって受講料を払えない人については、ミーティングの際に検討した上、特例を認めることもあります。
 日本語能力試験対策のクラスはありますか。
 テキストとして例えば1級受験問題集を使用するなどということはありますが、試験対策専門のクラスはありません。自主的に勉強しているのをサポートすることはあります。
 保育付きクラスの詳細を聞かせてください。
 水・木曜日の午前中が保育付きクラスです。料金は一人300円です。前日(午前中)までに保育不要連絡があれば300円は不要ですが、それ以外は払ってもらいます。洛楽と同じ建物の中の別室で保育します。保育は、シルバー人材センターまたはYWCAの保育者養成講座受講者の方(ボランティア)に頼んでいます。シルバー人材センターの料金は、780円/45分 ですので、2人来てもらうと 780円×2(90分)×2人=3,120円となり、300円の利用料では実はまかなえていません。継続していくためには何らかの助成金が必要であると常々考え、模索しています。

●,最後に

様々な質問をいただきましたが、多かったのは何と言っても保育のことでした。近年保育が必要な人たちが増加していて、どの日本語教室も苦慮されている様子がよく分かりました。日本在住の外国人にとっては、子どもが幼児のうちに日本語を習得しておかないと、将来子どもとのコミュニケーションがうまく行かず、様々な困難が生じてくる恐れがあります。今後、日本語教室間で情報を交換しあって、何とか保育の問題を解決していくことが大切であると感じました。

(2)宇治国際交流クラブ日本語教室 (報告:高橋)

 学習者やスタッフの募集はどのようにしているのか。
 特にしていない。口コミに頼っている。教室のポスターはあるので、数年に1回国際センターなどに貼らせてもらっている。
 スタッフの役割にはどのようなものがあるか。
 会計、学習者名簿作成、スタッフ名簿と名刺作成、出欠簿作成、教材管理、カメラ係など。
 スタッフの意欲をどのように持続させたらよいか。
 スタッフは全員ほぼ5年以上活動を続けている。特に意欲を持続させるために何かをしているということはないが、半年ごとにクラス替えがあることがクラスを担当する責任につながっているのではないか。クラス替えの時に自分のクラスを次の担当者にきちんと引き継げるようにしておかなければ・・・という気持ちが責任感になり、頑張ろうという意欲につながっていると思う。

(3)たちばな倶楽部 (報告:竹内)

●Facebookの活用方法について

 先日の防災アンケートで学習者が使うSNS使用調査が行われましたが、その中でもよく使われていたのがGoogle+とFacebookだったそうです。

そこから、どうやってFacebookやBlogを活用して行けばいいのかという質問が多数寄せられました。

中でもFacebookの質問でもグループにしても外に情報が漏れないかという点と、学習者と日本人、日本人だけのグループ作りをしているのかなど興味を持って聞いていただきました。

屋台村でやったのもあるのですが、パソコンを持って行ってそこから説明したほうがよかったと後々考えておりました。

口頭で説明するのもなかなか難しいなと思った部分ではありましたが、みなさんしっかり聞いていただいて、説明不足ながらにもたくさん質問していただいたのが印象的でした。

また、聞いてくる方で「Facebookの活用研修を行ってほしい」との要望も出てきました。

Facebookのやり方が0から分からない人のために行いたいのですが、書いている本人である、竹内は卒業していなくなるので全部後輩たちに任せます。

私よりもかなり優秀なものですので心配はしていません。RINGの要望があり次第、検討させていただきたいです。

●,教科書について

たちばな倶楽部ではどんな教科書を使っているのかという質問もたくさん寄せられました。

私たちたちばな倶楽部では、マンツーマンでやっていると発表をしたところ、

「どのように授業をすすめているのか」

「教科書の選び方はどうしているのか」

「自前の教科書はあるのか」です。

私たちのところは人により違うので、教科書を持ってくる人もいれば、教科書がない人は、どんなレベルの文法ができているのかを話しながら聞き出し、四技能(話す・聞く・書く・読む)の中でどこに重点的にやりたいかをレディネス調査やアンケート調査などして、それに合った教科書を私たちの学校である京都橘大学で探したり、または日本語教員の先生に相談して教科書を勧めていただいたりしています。

2月3日の発表した中では、みんなで同じことをする雰囲気ではないので、マンツーマン形式ならどうしているのかという質問が圧倒的に多かったです。

●京都橘大学の日本語養成について

 京都橘大学には、外国人に教えるための授業があるのかという質問もありました。

本学には日本語養成課程があり、そこで日本語教員となるための単位を取るという話をしていました。

そこから、実習はするのかなどを話しました。

 

4年になれば国内(京都橘大学の留学生の授業)もしくは海外の姉妹校で教えるという話をさせてもらいました。

●,私たちと同じような大学生が日本語のボランティアをしたい人へのアドバイス

 京都市内でもたちばな倶楽部と同様な大学生主催の日本語のボランティアが立ち上がるためのアドバイスをさせてもらいました。

知らない方もいらっしゃるので説明いたしますと、2年ほど前に私一人だけボランティアという事態があり、ここで辞めるか続けるかという選択を迫られたことがあります。

半ば辞めるものだと見られていたところもありましたが、無理をお願いして本学のOGやたちばな倶楽部の運営している山科青少年活動センターの職員さんにお願いをして一緒にたちばな倶楽部のことで手伝っていただけるようにしてもらいました。

ビラを配らせてもらえる先生は、日本語養成課程を取っている生徒の教室(ボランティア)、留学生が取っている授業(学習者)となりいまでこそ潰さなくてよかったなと思っている状況です。

 

またこういうことがあれば私が手伝える限り、お手伝いさせてもらいたいなと思っています。

●その他の質問

 就職活動についてよく聞かれました。

これは私だけですが、3年ほどRINGSとのかかわりがあり、どんなことをされるのか、また就活はどんな感じだったのかと聞かれることが多かったです。

このたちばな倶楽部やRINGSを通して人間的にもできてきたなと感じていながらお話をさせてもらいました。

 

ただ、指摘する点に対しての質問がなく、驚くことが多かったなという風に思っています。

●,最後に

 私は今年3月いっぱいでいなくなりますが、今後もたちばな倶楽部は続いていくと思います。

その中で心配や、悩みなどを抱えてくることも時にはあると思います。

その時にはRINGSにいらっしゃる皆さまで相談していただけないでしょうか。

私も2年ほど前に相談させてもらって解決し、今の状況を作ることができたと思っています。

これからも温かく見守っていただけたらなと思っている所存でございます。

 

今回は、本当に貴重なお時間に、発表させていただきましてありがとうございました。

(4)JIEA/夢気球の屋台から(報告:杉島)

●近い将来に支援者が不足する ~どう対応するか?

≪現状≫

・学習者数が増加傾向。1月は33名、2月には36名の見込み。(昨年の1.8倍相当)学習者の増加が続くと支援者が不足する。

≪意見≫

・学習者が増えないか、あるいは減少している例が沢山ある。その中で夢気球の学習者が増えていくのは、教室が毎日、どの時間帯でも用意できるからだろう。

・城陽市は、場所の確保やコピー機の利用、テキストの準備など活動しやすい環境があるのでいつでも教室が開けるが、他の団体ではそうは行かないようだ。

・日本語支援ボランティアに関して言えば、私達は時間と労力を提供して、自治体は場所や備品などを提供するのが一つの正しい分担方法ではないか。現実的には、場所を借りる為や機器を使うために支援者が金銭的負担をしているケースが多々見られるが、本来どうであるべきかという考えをしっかり持って(時間はかかるが)自治体と折衝して行くべきである。

・ボランティアは5年の定年制になっている団体もある。

●ボランティア活動への意欲 ~どう保持する?

≪現状≫

・もともと、興味や意欲は時間と共に薄れ易いものである。そこに生活環境の変化が加わると尚更、覚めやすくなる。4名が退会となった。

≪意見≫

・一般の会員に「夢気球だより」を届けたり、セミナーや各種行事の案内を送ったりしているのであれば、運営委員会からの働きかけは十分だと思う。

・活動していない人にアンケートを実施し、回答の無い人に電話で状況を確認しているのであれば、細かい対応はできていると言える。

・会員にボランティア活動への意欲を持ち続けて欲しいという願いはあっても、それを押し付けることはできない。

・ボランティア活動をスタート出来なかったか、途中でブランクができると、活動を再スタートするのが難しくなるので、継続することは大事である。

●支援者相互の交流と情報交換が不足 ~どのような方法で改善する?

≪現状≫

・運営委員会と他のメンバーが疎遠だと思われる。運営委員会は支援者の日頃の小さな悩み事などは殆どわかっていない状況。

≪意見≫

・支援者交流会の規模を小さく何回も開催するという考えは正しいと思う。今回は都合で参加できなくても1ヵ月後にまた参加する機会があるということは参加したい人にとっては好都合のはず。

・支援者同士の繋がりを作るためには、同じ時間帯の支援者と(たとえ二人でも)意見交換する機会を作ってはどうか。

 

・夢気球の役員は8名だそうだが、それだけの人数なのでしっかりと運営できるのかも知れない。私達のところは2名でやっている。→ 夢気球のように人数を増やした方が良いのでは?(杉島)

●その他の意見

≪意見≫

・学習者のプロファイル(出身国、職業、年齢、その他)の情報が資料には無かった。参考までに知りたかったが。

・「夢気球だより」を購読したい。→後日,メールに添付して送る(杉島)

 

・日本語教室で学習者に日本語を教える時にその人の母国語を使うことがあるか?→ 日本語を説明するのに、母国語を使う事はある。日本語だけでは説明が困難な時にツールとして使うのは差し支えない。ただし、日本語教室の目的を忘れて母国語を使い続けるのは本末転倒である。(杉島)→ 夢気球でも入会希望の人に「ここはあなたの語学力を磨く場ではないので、決して考え違いをしないでください。」と念を押したことがある。(杉島)

4.アンケート(回答32件のまとめ)

(1)「“学びあい”わいわいセッション」の感想として,最も近いものに○をつけてください。

a 満足(20) b やや満足(12) c やや不満(0) d 不満(0)

(2)どのような点が,満足または不満とお感じになりましたか。

  • 時間が短い。他の教室の話を聞く事ができて大いに参考になりました。Dの部屋が狭かった。様々な考え方や方針環境で運営している団体の姿が見られたので良かった。
  • 他の教室の具体的内容を知ることができて参考になりました。
  • 今までのRINGSの会の中で一番有意義でした。
  • この中で浮き上がってきた問題点について勉強したり取り上げて欲しい。
  • 予想以上のディスカッションができた。他の団体との違いが実感できて有意義な研修会になったと思う。 各グループの内容がわかり、参考になりました。
  • どのようなやり方も一長一短があることが分かった。
  • 課題の共通点、環境の相違点,それぞれについて認識できましたが、まだ一部であり、その解決に向けての話し合いの時間までは確保できません。今後につないでいければと思います。いろんな方から質問やアドバイスいただけてよかったです。
  • 各ボランティアグループのお話を具体的に聞けてよかったです。
  • 運営の仕方を再考する事が必要だと痛感。
  • 各教室担当者と直接話せる事は貴重 課題について他教室からのアドバイス。
  • 時間的には発表の4団体でよかったのではないでしょうか。
  • 経験者の生の声が聞けて大変良かったと思う。
  • これまであまり細かな教室の様子を伺う機会がなかったのですが、じっくり聞けてよかったです。
  • 他の団体の活動状況がわかっておもしろかったです。
  • はじめの4グループのアピールでおおまかな感じがつかめブースにわかれて、より詳しく聞かせていただけたよかったです。
  • 各団体の運営方法etcがよくわかった。これからのヒントを多くいただけた。
  • 他のボランティア団体の「生の声」が聞けた 交流できた。意見交換できた。
  • RINGS全メンバーの意欲を共有できたこと具体的情報を得られた。
  • 普段、自分たちの教室内でしか交流がないので、様々な教室の方と交流が出来て大変勉強になった。
  • 屋台村での質疑応答がとても参考になりました。
  • 他の教室の具体的な内容が判りました。例:マッチング方法,生徒の内容、ミーティング
  • 直接内容を細かく聞けたことが良かったです。
  • 全体の活動をざっくりと理解できた。
  • 問題点など共通することが多く、ためになることがあった。
  • 屋台にはりついていて、他の屋台をまわれなかったのが残念。
  • 実際に同じことをしている方に直接話しがきけて参考になった。
  • それぞれ自由に好きな団体をのぞくことができ近くで話ができて良かった。
  • 屋台方式のやり方はよかったと思います。自分の教室の足りないところ、今後にむけてのプログラム作りの参考になりました。

(3)「学びあいわいわいセッション」について改善した方がよいと思われる点を教えてください。

  • 今回ぐらいの団体数が時間的にも丁度良いと思う。
  • 発表の内容を精選してこれを欠けてはいけないという点をどの発表者も必ず入れるように話し合いをされたのか要点を簡潔に。
  • たちばな倶楽部はロビーだったので、一般の方に聞かれているのかとちょっと不安でした。
  • 屋台村にRINGS記録係などつけては?
  • 立って話すことで流れがあってよかった反面、ひとりの人が独占して話していたこともあり、発表の団体はスタッフを増やしてほしかった。
  • もう少しそれぞれのボランティアの人達と各々の違った所を考え合いたい。
  • 人数が多かったので、なかなか質問の順番が回ってこなかった。各屋台で対応してくださる人数が多めの方がよかった。屋台というのはとてもよい形だと思いました。
  • 各団体の発表をもう少し長く聴きたいです(10分~)質問や意見交流もその時に、その方が効率的だと思いました。
  • 何度も同じ質問を受けておられるようだったので、ある程度予測される質問にはポスター等で回答を簡単にはり出しておいたほうがよいのでは?
  • 改善ではなく要望 順次 他の教室も実施したら
  • 今回初めてですので比較できず改善点は次回にします。
  • 夢気球の方に生徒さんはどんな方(学生、日本人の配偶者、社会人)なのか、質問したかお答えをいただけなかったので、依頼の時あらかじめ項目など設定した方がよいのでは?

(4)今回は外部講師をお願いするのではなく,RINGSメンバー相互で研修をする形式を実施しました。今後もこのような相互研修を実施した方がよいと思われますか。最も近いものにをつけてください。

a:実施した方がよい(23 b:できれば実施した方がよい(9) c:実施の意義をあまり感じない(0) d 実施の必要をほとんど感じない(0)

(5)(4で「a:実施した方がよい」または「b:できれば実施した方がよい」にをつけた方にお尋ねします)相互研修は1年に何回ぐらいの行うのがよいでしょうか。

a:1回(18) 

b:2回(12)  c:3回(0)  d:4回(2)  一巡するまで

(6)この他にRINGSとしてどのような研修を希望されますか。希望される研修の方法や内容を書いてください。

  • 教室の運営(具体的)について
  • 国際交流、日本語教育としてのHP、ブログ、Facebookの運営方法について教えて欲しい。
  • Facebookの利用方法について講習してください。
  • Facebookの活用法 発表された団体、準備して下さった皆様ありがとうございました。
  • Facebook研修。
  • 実際に困っている点について意見交換を行う。
  • 日本語教室を見学できる様な企画なども教えて戴きたい。
  • 講演型と屋台型とうまくバランスをとってできるとよいと思いました。各教室で講演型をよくされているのでRINGSはしばらく屋台に特化?
  • 教授法について研修したいと思います。
  • いろいろな教科書について教えていただけたらと思います。
  • 他府県の日本語教室(活発な活動をしている)の運営状況やその工夫、イベント内容等を知りたい。
  • ボランティアの実際に困っていることを解決する講座、教え方など
  • 学習者の生の声(満足・不満)を聞く機会がもてれば良いのでは?
  • わいわいセッションの中で行政から支援を受けるとそのみかえりに色々なことを要求されるという話が出れた。行政とのかかわり方(他の市での)事例など知りたい。

(7)その他ご意見,ご希望等がありましたら,お書きください。

  • 洛楽さんから保育の話を聞けて参考になりました。
  • YWCAさんの保育はRINGSとしてもバックアップしていければ素晴らしいと思います。

  •  

    具体的な用例を教えて欲しい。初回受講者アンケート。受講者のneedsをどう汲み取るか。

  •  

    皆さん、よく勉強され歴史を重ねて良い教室を運営なさっていることに敬意を表します。私たちは[怖いもの知らず」という感じで教育を始めていますが、今春、切に希望していた養成講座を開講していただけることになり改めて感謝と期待をしております。

  •  

    この機会で、私たちのグループの良き点を再確認 又、考え直さなければと思う点がより明確になりました。

  •  

    Facebookの研修会をしてほしい(国際交流に役立つ)利用の仕方。

  •  

    10周年記念研修会大成功です。ありがとうございました。

  •  

    これから教室ができる資格をとりボランティア活動に参加したいと思います。

  •  

    短時間で中身の濃い内容だった。

5.担当者所感

 6月定例会にて10周年記念の研修を実施する旨の提案があり、9月の定例会にてメンバーがそろい、初めてのミーティングを実施する。MLでの検討は慣れず、内容を詰めていくのに難しさを感じた。

結果、メンバーが顔を合わせての12月定例会前に行った2回目のミーティングで確認と、役割の分担を行う。

以降MLにて準備を進めた。メンバーのコンセンサスがMLではなかなか得にくく、まとめるのに時間がかかるが、初めての試みながらメンバーのパソコン力の向上などにもつながり、今後の進め方についても学べたと感じる。

難しさの問題は目的が十分共有されていなかった。何が目的なのかわからなかった等がある。研修後の課題として、このプログラムはすべての教室が終わるまで続けるのか、このまま終わるのか結論を出していないので定例会で議論していただきたい。

茶話会について開催できてよかった。多くの方が残って下さったが、茶話会の進め方を考えておけばよかったと感じる。皆さんの所属や名前などを覚えていただく機会にもできたのにうまく使えなかった。RINGS担当委員以外の方からご意見いただく機会にもなれたのではと色々考えられた。次の機会にはぜひ取り入れてください。

◇研修について4教室の皆さんの努力により、プレゼンテーションと資料作成があって、屋台での活発なやり取りが行われ、有意義な研修につながった。また、RINGS担当委員だけでなく、他のメンバーの方々の参加が多いに盛り上げてくれた要因と考える。

6.研修チームメンバー