日本語ボランティアレベルアップ研修  記録 2

「外国籍住民とその支援」

2009年1月18日


■ 外国籍住民とその支援 ■

 

■ 発表者

京都YWCA APTで活動されている岡佑里子さん

 

以下のような内容で報告を聞いたが、日本語支援活動とAPTの活動をリンクさせることの重要性という視点からAPTへの相談の内容の様子、グループ討議の2点について記録報告する。

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■ 講演内容

  1. 国際的なNGOであるAPTの紹介
  2. APTの活動
  3. NGOが担う役割
  4. 最近のケース
  5. 京都府内の援助組織の紹介

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■APTへの相談内容の様子

 最近の活動から、相談のタイプが報告された。

  1.  情報を求めるタイプ・・・法律など
  2. 自分がどうしたらいいかわからず混乱しているタイプ
    ・・・内容がみえない、話しを良く聞いて、実情を理解して、整理する。
  3. 具体的に行動したいタイプ・・
    追い詰められているので緊急性がある。判断をしない、相手に寄り添うことが最優先課題、判断材料の情報を提供することが大事。

相談のタイプ 求められる対応

  1.  情報を求めるタイプ 的確な情報提供
  2. 自分がどうしたらいいかわからない
    混乱状態、話を聞いてほしい 相手を受け止めて信頼関係をつくる相手の話を整理する
  3. 具体的に行動を起こしたい 緊急性の判断 行動を起こすための条件確認

 ほかには、

こども支援・・・

学習支援、さらには、最近必要になってきたのは、こどもの身の回りに生き方のモデルになる存在が少ないので、考えのヒントになるような存在や状況(きっかけ)を作る必要がある。

例えば、近隣に住む大学生などとの交流の機会を作ったりすること。その他のイベントを開催している。

 

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グループ討議

 以下は、APTの活動についての質問、日頃の自分の活動から感じていることなどについて、3つのグループに分かれて、話し合った意見や感想。研修風景4

  •  外国人に優しい日本語が必要である。
  • 地域の人に日本語を学んでもらう場所が必要ではないか。
  • ブラジルの支援活動者からの提案・・地震の被災時に外国人への避難所の教え方を社会的に大きな運動としていく必要があるのではないか。
  • 日本語を学ぶことに積極的でない人をどうすべきか。
  • 各活動をしている団体が情報をもう少し広める必要がある。
  • 日本語活動をしている人との連携をつながるべきではないか。
  • 地域とのつながりとのかかわりが大事ではないか。
  • 地域力を生かすべきではないか。
  • 大人の意識を変えるためになんとかしていくべきである。
  • APTは国際化推進プランの策定に関わった。現在の問題点が盛り込まれているが京都市はちゃんと実行していくかを、今後の10年間を、市民としてチェック していく必要がある。外国籍住民が日本で生活していくためにはストレスが多い。メンタル面でのケアやカウンセラーにつなげていく必要がある。注目すべき問 題である。
  • 生活保護など、社会のセイフティーネットの制度を外国籍住民も利用しやすいように変えていく必要がある。
  • APTはできないことを明確にしていて、「お金を貸すこと」「保証人になること」である。

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APTの活動に関心、興味を持たれた方は、

京都 YWCA APT のホームページを御覧ください。

https://www.ywca.or.jp/kyoto/syoukai.html